ページの先頭です

中災防、小冊子「胆管がん問題!それから会社は...」出版

労働災害防止へのヒント提示

 中央労働災害防止協会(東京都港区、以下「中災防」)は今年4月、「中災防ブックレット3 胆管がん問題!それから会社は...」を出版し、話題となっている。
 同書は、大阪の校正印刷会社である(株)SANYO-CYPが発端となり、2012年に問題となった「胆管がん問題」について、その経緯と原因をはじめ、SANYO-CYPがその後実施した対策やこの問題に関わった人々の活動をまとめたもの。「なぜ起きてしまったのか?」「起きてしまったとき何をすべきか?」という視点から、化学物質による労働災害防止へのヒントを提示している。「安全衛生活動の見直しのきっかけとなれば」(中災防)
 同署では、まず中災防 大阪労働衛生総合センターの圓藤吟史所長が問題発生の原因追及において、実態調査や検証の経緯が報告されている。
 また、被害者との和解を機に、SANYO-CYPの経営を引き継いだ山村健司社長への取材から明らかになった問題発生当時の状況やその後の対応、具体的な取り組みなどが赤裸々に記されている。
 定価は500円(税別)、A5判 中綴じ 52頁。問い合わせは、中災防出版事業部(電話03-3452-6401)まで。

注目コンテンツ