旭紙工、「ASAHI製本追跡システム」を取引先などに公開
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旭紙工(株)(本社/大阪府松原市三宅中6-14-19、橋野昌幸社長)は6月22日、製本した印刷物の製造履歴追跡を容易にする「ASAHI製本追跡システム」の内覧会を開催し、取引先の印刷会社など多数が来場した。
同システムは、製本した印刷物にインクジェットで製造記号を印字し、その印刷物が「いつ」「どの機械で」製本されたかが短時間でわかるもの。システム導入機は通常の場内撮影カメラだけではなく、機械とその周辺の数ヵ所を常時撮影しており、仮に印刷物に不具合が発生した際には、印字された製造記号から、いつ製造した印刷物かを瞬時に判別し、該当する時間の映像を再生することで、その不具合が発生した原因や波及範囲を短時間で得意先に報告することができる。
橋野社長は「印刷物も工業製品と同じレベルの品質管理が問われる時代。とくにシビアな条件の印刷物にはお客様の不安を払拭できるシステムだと自負している。過去に全数検品の経験のある方ほど、このシステムの良さをビンビンと感じていただいていた」と話していた。