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FFGS、軟包装分野向けデモセンター「WING CITY komaki」開設

左から 富士特殊紙業・杉山社長、FFGS・辻社長、オリエント総業・原田社長、ミヤコシ・宮腰社長
軟包装用インクジェット・グラビアハイブリッドプレス「Jet Press 540WH」(仮称)

 富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)(辻重紀社長、以下FFGS)は、軟包装用インクジェット・グラビアハイブリッドプレス「Jet Press 540WH」(仮称)を稼働展示するデモセンター「WING CITY komaki」を愛知県小牧市に開設した。
 「Jet Press 540WH」(仮称)は、昨年秋に発売した軟包装用UVインクジェットデジタルプレス「Jet Press 540WV」と共通のインクジェットユニットに、白インク用の水性グラビア印刷ユニットをインライン接続したもの。インクジェット印刷ならではの「小ロット・短納期対応」のメリットを活かしながら、印刷面積の広い白インキに従来のグラビア材料を使用することで、低ランニングコストでの運用を可能にしている。
 このシステムは、2015年に食品パッケージの印刷・加工を手がける富士特殊紙業(株)が中心となり、インクジェットユニットの開発を担う富士フイルムと(株)ミヤコシ、グラビア印刷機メーカーである(株)オリエント総業の4社共同プロジェクトで実用化を果たした「FUJI・M・O」(フジモ)をベースとしており、約3年の実運用を経て実機デモを行う運びとなった。5月25日に行われたオープニングセレモニーには、富士特殊紙業の杉山真一郎社長、FFGSの辻重紀社長、同機を共同開発したミヤコシの宮腰亨社長、オリエント総業の原田秀典社長が出席した。
 「WING CITY komaki」では、グラビア印刷における様々な課題の解決に向けたデモンストレーションを実施するほか、要望に応じて、実データや原反を持ち込んでの生産シミュレーションにも対応する。また、セミナールームでは、軟包装の市場動向や富士フイルムのパッケージソリューションの紹介など、新規参入を検討している印刷会社に向けた情報提供も行う。
【WING CITY komaki】
▽所在地=〒485-0059 愛知県小牧市小木東2丁目232番地

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