第一印刷所、世界初仕様のXL106-8-P DryStar LEDが稼働開始
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(株)第一印刷所(本社/新潟県新潟市、堀一社長)は、新たな生産設備として、ハイデルベルグ社製・菊全判8色両面兼用枚葉印刷機「スピードマスターXL106-8-P DryStar LED」を導入。4月24日には、関係者ら出席のもと火入れ式が執り行われた。
同社が導入した「スピードマスターXL106-8-P DryStar LED」は、ハイデルベルグ社が提唱する完全自動運転コンセプト「push to Stop」を核に、パラレル動作による最速なジョブ切替を実現する「ハイカラーマルチドライブ」、薄物でも瞬間乾燥印刷を実現する「DryStar LED」のほか、ウエブテック社が新開発したプリセット仕様ナンバリング装置付きインライン品質検査装置などを搭載した世界初仕様の8色両面兼用オフセット印刷機となっている。また、特色対応についても、東洋インキグループと連携した万全のインキ供給体制でLED化を進め、生産性と品質の向上を図っていく。
同社では、今回の導入にともない売却する油性菊全8色機2台と既存の油性菊全2色機2台の仕事をXL106でカバーしていく方針。また、これまで油性菊全機4台分のOEE(総合設備効率)は、特色作業が多かったことから、約10%となっていたが、今後はXL106による生産にシフトすることで約31%まで向上すると見込んでいる。