DKSH、SOMA社の日本総代理店に - 水性フレキソ印刷市場創出へ
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DKSHジャパン(株)(本社/東京都港区、マイケル・ロフラード社長)は、チェコのフレキソ印刷機メーカーであるSOMA社との間で、日本市場における総代理店契約を締結したことを明らかにした。
同社は2013年にもガルス社と日本市場における独占販売代理店契約を再締結しており、30年以上にわたるフレキソ印刷ソリューションに、今回SOMA社製品をラインアップすることで、ナローからワイド幅までのポートフォリオを構築し、「環境」を核とした水性フレキソ印刷の市場創出に乗り出した。
今回の背景について、印刷加工機械部の笠木克治部長は、「印刷需要が低迷する中、水性フレキソ印刷への市場の期待感を強く感じる。今後、『環境』にフォーカスしたソリューションを展開していく」と語っている。
SOMA社製フレキソ印刷機の最大の特徴は、「ARUNシステム」にある。これは、プレートマウンティング時にあらかじめ見当や樹脂版の凹凸の情報を記録したRFIDをスリーブに埋め込み、印刷機へのスリーブセット時にそのRFIDデータを読み込んで、見当および印圧設定を自動セットするというもの。これにより、印刷開始時の損紙を大幅に削減できる。さらに、他社メーカー製品に比べて競争力のある価格設定もひとつの魅力である。