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ミューラー・マルティニ、チェアマン来日会見でコルブス買収に言及

ルドルフ・ミューラー氏

 ミューラー・マルティニ ジャパン(株)(五反田隆代表)は4月10日、ミューラー・マルティニグループ・チェアマンのルドルフ・ミューラー氏の来日を受けて記者会見を開き、今年1月に発表したドイツ・コルブス社の買収について説明した。
 ミューラー氏は、コルブス社の無線綴じ機および上製本機事業買収の背景について、「印刷・製本業界の構造はここ数年で変化し、市場は縮小する一方で多様化している。ユーザーからは開発への投資が縮小している中でも、さらなる革新への要望があった」と説明。ドイツのランデンでは、250人を超えるコルブス社の人員を、独立事業部として採用したことを明らかにした。
 日本においては、これまでコルブス社の代理店だった(株)エスケイセールス(本社/埼玉県富士見市下南畑)と協力しながら、円滑な移行によるサポートを保証するため協議を重ねているという。
 またミューラー氏は、アレグロとKM610という同分類の製品を例に挙げ、将来的にコルブス社のブランド名と機械製造プログラムは継続し、一方で両社ともに2〜3台/年しか製造しないカバー掛けの機械などはモデル統合していく考えを示した。

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