妹尾印刷(兵庫)、破産開始決定-負債1億300万円
妹尾印刷(株)(姫路市西今宿1-2-20、設立1978年7月、資本金1,000万円)は2月26日、神戸地裁姫路支部より破産開始決定を受けた。負債総額は、約1億300万円。
1967年7月創業の印刷業者。一般的な印刷物から帳票印刷、封筒印刷のほか、印刷機器や周辺機器を充実させてレジ袋・手さげ袋等の化成品への印刷、金券やチケット等の印刷も行っていた。また、印刷物の企画を手掛け、斬新なデザインやレイアウト、社会背景やトレンドを考慮したデザインを提供し、地元大手メーカーを主体に営業基盤を構築。ピーク時の1996年11月期には約2億9,600万円の売上高を計上していた。
しかし、デジタル印刷物への移行、ペーパレス化等から事業環境は厳しく、業容が縮小。新型コロナウイルス感染拡大にともなう市況低迷もあり、2023年11月期の売上高は約6,000万円まで減少した。販売管理費の負担も重く採算性も悪化していた中、再度の資金ショートを起こし2024年11月6日、行き詰まりを表面化していた。
(東京商工リサーチ調べ)
