後藤進行堂(和歌山)、再度の資金ショート-負債2億9,700万円
(株)後藤進行堂(和歌山市東長町7-45、設立1960年4月、資本金1,000万円)は再度の資金ショートを起こし1月30日、行き詰まりを表面化した。負債総額は約2億9,700万円(2024年9月期決算時点)。
1918年創業した老舗の印刷機械・印刷材料の販売業者で、和歌山県内の印刷業者に販路を築いていた。印刷機械の販売状況により売上には波があるものの、近年は3億円台の年間売上高で推移し、2024年9月期も3億6,828万円の売上高を計上していた。
しかし、ペーパーレス化が進み印刷業界を取り巻く環境は厳しく、物価高騰などによる設備投資意欲の後退もあって受注が低迷。先行きの見通しが立たず1月22日までに事業を停止していたなか、今回の事態となった。
(東京商工リサーチ調べ)
