（有）高橋写真製版（京都市右京区西院北矢掛町9-2、設立1981年2月、資本金400万円）は3月19日、京都地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は債権者16名に対して約1億5,500万円。

　1979年2月に創業し、多色製版を主体に、広告業やセールスプロモーション企画なども併営していた。近隣の企業を中心に営業基盤を築き、2008年2月期は売上高約9,000万円を計上していた。しかし、デジタル化の進展に伴う印刷需要の縮小に加え、同業他社との競合激化などもあり、業容縮小に歯止めが掛からずにいた。

　こうした中、長年経営を行ってきた前社長が2023年3月に死亡。後任社長を中心に事業継続を模索したが、軌道に乗せることはできず限界に達したため、今回の措置となった。

（東京商工リサーチ調べ）