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石井商店(新潟)、破産申請へ-負債2億8,967万円

(株)石井商店(新潟市秋葉区川口578-19、登記上:同市秋葉区新津本町2-6-33、設立1948年8月、資本金1,000万円)は2月13日付で通知を出し、破産手続きを弁護士に一任した。負債総額は2億8,967万円(2023年4月期決算時点)。

 1877年に筆記具や下駄の販売業者として創業した老舗企業で、紙の卸売を専業として法人化した。新潟県内を中心に、福島県や山形県、秋田県の印刷業者にも営業基盤を築き、2009年4月期には13億1,541万円の売上高を計上した。しかし、印刷業界を取り巻く環境の悪化や他社との競争激化、コロナ禍の影響などで減収基調を余儀なくされ、2023年4月期の売上高は4億4,078万円に落ち込んでいた。

 近年は黒字を維持していたものの、借入依存度の高い財務体質が続いていた。借入金の調達先からは早急かつ抜本的な財務改善を求められていたが、思うように進まず、資金繰りも限界に達し、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)

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