日本印刷新聞社(東京)、破産開始決定-負債6,900万円
(株)日本印刷新聞社(東京都中央区新富1-16-8、設立1950年1月、資本金1,000万円)は1月10日、東京地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は債権者約100名に対して約6,900万円。
印刷業界に特化した「日本印刷新聞」や月刊誌「印刷界」などを発刊していた。印刷業者などを読者として抱え、1997年7月期には売上高約6億1,000万円をあげていた。
しかし、以降は紙媒体の需要低迷に伴う印刷業者の減少や出版不況の影響から、徐々に業容が縮小。近年は年間売上高が1億円台にとどまるなか、2020年6月には資金ショートを起こすなど資金繰りの悪化を露呈した。以降も事業を継続していたが資金繰りも限界に達し、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)