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音羽印刷(東京)、債務整理を弁護士一任-負債19億3,300万円

 音羽印刷(株)(東京都新宿区東榎町10-3、登記上:東京都千代田区内神田2-14-12、設立1981年2月、資本金6,000万円)は、11月6日付で債務整理を弁護士に一任した。負債総額は約19億3,300万円(2023年1月期決算時点)。

 老舗の印刷業者。オフセット印刷やフルカラーCTP印刷から製本まで一貫して行い、埼玉県の自社工場の最新印刷設備も活用し、顧客ニーズに対応していた。雑誌や並製本、上製本、チラシ、パンフレット、カレンダー、美術写真等の商業印刷物のほか、名刺・クリアファイル印刷や圧縮印刷も手掛け、2020年1月期には売上高約15億8,200万円をあげた。

 しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により受注が落ち込んでいた上、ペーパーレス化による印刷物の需要減や業界内の競争も激しく、2023年1月期の売上高は約11億6,900万円にとどまった。この間、赤字を計上するなど厳しい業況に陥り、資金繰りがひっ迫。新たな資金調達も困難となり、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)

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