高丘シルク(静岡)、破産開始決定-負債1億3,400万円
(有)高丘シルク(静岡県浜松市中区和合町220-31、設立1982年11月、資本金300万円)は10月11日、静岡地裁浜松支部より破産開始決定を受けた。負債総額は債権者24名に対して約1億3,400万円。
1974年に創業し、金属製の楽器部品向けを主体としたスクリーンプロセス印刷を手掛けていた。大手企業に取引基盤を築き、毎期1億円を超える年間売上高を計上していたが、取引先の生産拠点の海外移転が進み、減収基調で推移していた。
リーマン・ショック後はさらに受注が減少し、業績が低迷。金融借入もバルクセールされたうえ、2014年には債権買取会社が関連不動産に仮差押え登記を設定するなど、資金繰りの悪化が露呈していた。仮差押え登記は2016年10月に取り下げられたものの、脆弱な資金状況が改善されることはなく、資金調達も限界に達し、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)