東光社(東京)、民事再生法申請-負債20億円
(株)東光社(東京都北区東田端1-2-12、設立1963年4月、資本金3,000万円)は3月30日、東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同日保全管理命令を受けた。負債総額は約20億円。
印刷・製版のほか、ノベルティグッズの企画販売も手掛けていた。自社企画品で、盗難やひったくりの防止に役立つ携帯用広角ミラーレンズ「みまもり隊」は、新聞やテレビなどでも紹介されるなど、一定の知名度を誇っていた。
しかし、2007年以降は資金繰りが悪化し、2009年には金融機関に対してリスケを要請。その後は借入の圧縮に注力し、2011年3月期は前期比1億円以上の増収となる売上高25億8,871万円をあげた。
新型コロナウイルスの感染が拡大して以降は、イベントの自粛が直撃し、売上が減少。2021年3月期の売上高は約15億円まで落ち込んだ。また、円安やウクライナ侵攻による資材価格の上昇が経営を圧迫。コンサルタントの下で経営改善に取り組んできたが、2023年3月末の支払いが困難となったことで、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)
![](https://www.pjl.co.jp/pr/files/3s_machinery_ad.jpg)