上武資機材(群馬)、破産申請へ-負債2億2,000万円
(株)上武資機材(群馬県渋川市半田2969-1、登記上:同市北橘町下箱田626-27、設立1972年8月、資本金2,000万円)は2月28日、事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。負債総額は、約2億2,000万円。
1971年1月、タメガイ特殊印刷として創業。金属やガラス、プリント基板にも印刷できるスクリーン印刷用の製版を主体に、印刷用資機材の販売や高精度フォトマスクの製作も手掛けていた。販路は多岐にわたり、ピークとなる1992年3月期には約5億6,400万円の売上高を計上。しかし、その後は市況悪化の影響で減収となり、たびたび赤字を計上していた。
こうした状況を打破するため、工場を建設するなどして体制強化を図ったが、同業他社との競合などもあり思うような改善は見られなかった。2022年3月期には売上高が1億円を下回り、以降も好転の兆しがなく、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)