栄文堂(京都)、破産申請準備へ-負債総額調査中
(株)栄文堂(京都市左京区北門前町487、設立1950年1月19日、資本金1,000万円は10月25日までに事業を停止し、事後を弁護士に一任、破産申請の準備に入った。負債総額は現在調査中。
1914年に個人創業した老舗で100年以上の業歴を数えていた。印刷業を主業務とし、地元官公庁のほか学校・病院・金融機関や大手電力会社などを対象に受注地盤を形成。1996年12月期には売上高約2億7,000万円を確保していた。しかし、IT技術の発展に伴い徐々にペーパーレスが進むなか、受注状況は緩やかに低下していった。そのようななか、新型コロナウイルスが流行、在宅勤務が増加しライフスタイルが変化。印刷物を利用する機会が一層減少し、2020年12月期は売上高約7,500万円に、2021年12月期は売上高約2,000万円にまで低下し、業績悪化ペースが加速。遂に限界に達したことから今般の措置を採った。
(東京商工リサーチ調べ)
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