ワビット(大阪)、破産申請へ-負債見込み数千万円
(株)ワビット(大阪市城東区永田1-3-5、設立2011年7月7日、資本金800万円)は、9月20日までに事業を停止し、事後を弁護士に一任。破産申請の準備に入った。負債総額は数千万円が見込まれる。
厚物インクジェットプリンターや印刷機器、印刷用インクなどの企画開発、販売を手掛けていた。大手メーカーの各種UVインクタイプ印刷機や油性インクタイプ印刷機などを取り扱い、大手商社などを中心に受注基盤を形成、2019年6月期の売上高は約9,600万円を計上していた。
しかし、その後は新型コロナウイルス感染拡大の影響を受けてイベント関連の中止や延期などが発生し、受注が減少。2020年6月期は約7,000万円にまで減収となっていた。加えて、収益面も低調に推移し、資金繰りも厳しさを増していたところ、2022年8月に代表取締役社長であった中島坂夫氏が死去。そのような中、先行きの見通しが立たなくなったことから、事業継続を断念し、今回の措置に至った。
(東京商工リサーチ調べ)