吾妻印刷(神奈川)、破産申請-負債4億5,000万円
吾妻印刷(株)(横浜市南区南太田4-8-12、設立1977年12月、資本金2,000万円)は7月29日、横浜地裁へ破産を申請した。負債総額は約4億5,000万円。
パンフレットやチラシ、リーフレット、カレンダーなどの宣伝用印刷を主体に、ダイレクトメールの封入・発送作業なども手掛けていた。コンサルティング会社や学習塾、飲食店、ホテルなど幅広い業界に営業基盤を構築していたが、同業他社との競争により低価格受注も多く、2008年11月期にはピークとなる売上高10億1,562万円をあげたものの、1,091万円の赤字を計上していた。
その後は不況やペーパーレス化を背景とした市場縮小により受注が減少し、2018年11月期の売上高は約5億4,200万円にとどまった上、5,442万円の赤字を計上して債務超過に転落。新サービスなどを立ち上げて再起を図ったが、2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大にともなう顧客先の活動停滞により、さらなる受注不振に陥った。
売上減少により借入金の返済が大きな負担となり、支えきれず事業継続を断念した。
(東京商工リサーチ調べ)
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