平和印刷(広島)、破産開始決定-負債3億円
平和印刷(株)(広島県庄原市板橋町324-7、設立1953年6月、資本金3,000万円)は9月29日、広島地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は約3億円。
1950年に創業した老舗の印刷会社。本社のほか、三次市や広島市にも営業所を設け、地元官公庁やスーパー等の民間企業に販路を築き、ピーク時の1998年12月期には売上高約4億6,000万円を計上。その後も2007年12月期までは4億円台の年間売上高で推移していた。
チラシ印刷のほか、企画立案、ホームページの作成なども行っていたが、競合の激化やペーパーレス化による印刷離れなど営業環境は徐々に悪化し、2008年12月期には売上高が約3億1,800万円まで減少。2009年12月期以降は約2億5,000万円の年間売上高で推移していた。
こうした中、新型コロナウイルス感染拡大により経済活動が停滞した影響もあり、2020年12月期は売上高が約2億円まで落ち込んだ。2021年に入っても感染収束のめどが立たない中で資金繰りが限界に達し、9月6日に事業を停止していた。
(東京商工リサーチ調べ)
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