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プリントン(東京)、破産開始決定-負債1億5,352万円

 (株)プリントン(東京都江東区南砂1-9-7、設立1963年12月、資本金5,800万円)は9月8日、東京地裁に破産を申請し、同日、破産開始決定を受けた。負債総額は債権者78名に対して1億5,352万円。
 同社は、オフセット印刷を手掛け、カタログやパンフレットなど幅広い印刷に対応し、設備増強も積極的に実施。2001年5月期には売上高5億7,040万円をあげていた。しかし、設備投資の負担が重く、資金繰りが悪化し、2002年4月、負債総額約5億2,000万円を抱えて東京地裁に民事再生法の適用を申請した。
 その後、2005年10月には再生手続が終結していたが、印刷需要の減少や競争激化などから受注不振が長期化。2019年5月期には売上高約2億5,400万円まで落ち込み、赤字計上から債務超過に転落した。さらに2020年5月期には東京国税庁の大口案件を失注したほか、新型コロナウイルスの影響で企業活動の縮小による印刷受注が急減。事業を縮小していたが、ここにきて資金繰りが限界に達し、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)

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