小川印刷(福岡)、破産申請へ-負債1億円
(有)小川印刷(福岡県北九州市八幡東区山王1-14-10、設立1969年7月、資本金600万円)は6月中に事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。負債総額は、金融債務を中心に約1億円。
1954年2月に創業。印刷物全般を手掛け、地元企業を中心に営業基盤を築き、ピーク時の1985年6月期には約1億4,200万円の売上高を計上した。しかし、競合が激化していた上、紙媒体の需要も落ち込み、ここ数年の年間売上高は1億2,000万円〜1億3,000万円にとどまっていた。
2020年6月期は新型コロナウイルス感染拡大にともなうイベント中止やエンドユーザーの業況悪化により、受注減少とともに年間売上高も1億円を割り込み赤字に転落。その後はコロナ禍に対応した営業や商材確保に注力していたが、売上減を補うまでには至らず、先行き改善のめどが立たないことから、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)
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