日本パブリック・センター(東京)、破産開始決定-負債1億600万円
(株)日本パブリック・センター(東京都江戸川区西小岩1-16-2、資本金1,000万円)は4月14日、東京地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は約1億600万円。
旅館やホテル向けにパンフレットやちらし、WEBサイトなどのデザイン制作を手掛けていた。和風デザインを得意とし、温泉旅館などを得意先に1998年2月期には売上高約4億5,000万円をあげていた。以降は景気低迷の影響などを受けたが、2010年には千代田区から現住所に本社を移転するなど経費削減に努め、業績を維持していた。
しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、取引先の旅館やホテルの業績が急激に悪化。同社の受注も激減し、資金繰りが逼迫。先行きの見通しも立たないことから2021年3月、事業継続を断念し、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)