シブヤ(東京)、債務整理を弁護士一任-負債3億1,000万円
(株)シブヤ(東京都新宿区山吹町353、設立1966年10月、資本金2,000万円)は12月11日、債務整理を弁護士ほか2名に一任した。負債総額は約3億1,000万円。
新聞や雑誌広告用の製版、各種商業印刷などを手掛けていた。印刷時の色の再現性の高さや、海外送稿用の原稿が作成可能な点などを特色とし、百貨店や大手広告代理店に営業基盤を築いていた。
大口顧客だった百貨店の好調などを背景に、1990年9月期には売上高約16億2,400万円をあげていたが、以降は百貨店業界の不振の影響を受け、減収基調で推移した。その後、百貨店以外の受注先として広告代理店などからの案件を積極的に受け、2001年9月期には売上高10億6,190万円まで回復したが、紙媒体の需要低迷による印刷業界の不振や市場縮小により売上は再び減少し、2019年9月期には売上高が約2億4,000万円まで低下していた。
この間、赤字を散発し、債務超過に転落するなど厳しい業況が続いていたところ、2020年に入ってからは「新型コロナウイルス」感染拡大により売上が大幅に減少。先行きの見通しも立たないことから、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)
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