アカヲ美術印刷ほか1社(岐阜)、破産申請へ-負債19億2,265万円
アカヲ美術印刷(株)(岐阜県羽島郡岐南町徳田7-34、設立1950年9月、資本金6,500万円)と、関連の(株)アカオ(同所、設立1947年2月、資本金3,500万円)は、11月30日までに事業を停止し、岐阜地裁への破産申請を弁護士ほかに一任した。負債はアカヲ美術印刷が12億4,256万円、アカオが6億8,009万円で、2社合計で19億2,265万円(2社ともに2020年6月期決算時点)。
アカヲ美術印刷は、積極的に最新機械を導入し、大手印刷業者と遜色のない設備強化を図り、印刷技術が高く評価され、当地区大手カタログ通販業者の専属印刷業者として展開していた。ピークとなる2016年6月期は売上高26億5,772万円を計上。近時も、ペーパーレス化が進む中で受注確保に注力し、2020年6月期の売上高は24億8,796万円を計上した。
しかし、単価抑制や過去の設備投資にともなう金利負担から採算は低調に推移。資金繰りが逼迫する中、「新型コロナウイルス」感染拡大の影響もあり、事業継続を断念した。
アカオは印刷物加工を手掛けていたが、アカヲ美術印刷に連鎖した。
(東京商工リサーチ調べ)
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