パワーヒロセ(広島)、破産申請へ-負債7億円
(株)パワーヒロセ(広島市中区広瀬町8-27、設立1982年3月、資本金1,000万円)は10月12日までに事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。負債総額は、債権者約100名に対して約7億円。
紙器の企画・製造・印刷や段ボール販売を手掛け、地元の包装資材販売会社や食品製造会社などに営業基盤を築き、1994年9月期にはピークとなる売上高5億8,477万円を計上していた。その後も5億円台の年間売上高で推移していたが、競合激化や市況低迷などの影響により、近年の年間売上高は約4億円にとどまっていた。
2020年に入ると新型コロナウイルス感染拡大から各種イベントが自粛となり紙器の受注が激減。2020年3月期の売上高は約3億3,500万円まで落ち込み、赤字を計上した。2021年3月期に入っても新型コロナウイルスの影響で業況が厳しいなか、緊急融資などを受けて事業を維持してきたものの、収束時期も不透明で先行き業績が改善する好転材料も乏しいことから、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)
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