美ツ和印刷(栃木)、破産開始決定-負債3億円
美ツ和印刷(株)(栃木県足利市今福町908-8、設立1954年4月1日、資本金1,200万円、従業員24名)は9月18日、宇都宮地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は約3億円。
1940年創業の老舗印刷会社で、両毛地区を中心に、栃木県や群馬県、埼玉県、茨城県などに営業基盤を構築。ポスターやチラシ、パンフレットなどの印刷を手掛けていた。以前は地方自治体や学校、団体を主体に推移していたが、需要減少で民間需要にも事業領域を広げ、ピークの1992年9月期には売上高7億1,429万円を計上していた。
しかし、その後の景気後退やペーパーレスの流れ、パソコン用プリンタの性能向上などで受注環境は不安定な状態が続き、ここ数年は3億円台の売上高に低迷していた。また、損益面でも苦戦を強いられ財務内容は悪化を辿り、事業継続を断念し、法的手続きによる債務整理を選択した。
(東京商工リサーチ調べ)
![](https://www.pjl.co.jp/pr/files/3s_machinery_ad.jpg)