北村紙店(東京)、破産開始決定-負債1億円
(有)北村紙店(東京都荒川区東日暮里4-31-4、設立昭和49年4月、資本金300万円)は5月14日、東京地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は債権者18名に対して約1億円。
洋紙、板紙の加工・卸売を手掛けていた。印刷業者や近郊の小売などと取引を広げ、ピーク時の1996年2月期には売上高約2億3,000万円をあげていた。
しかし、紙の消費減に伴って受注は低迷し、2019年2月期には売上高約1億1,000万円まで減少。この間、同人誌即売会のコミックマーケット(コミケ)向けの印刷用紙の受注など販路の拡大を模索していたものの、赤字決算も散発するなど厳しい資金繰りが続いていた。
2020年に入り、新型コロナウイルスの影響によるイベントの中止や受注のキャンセルが相次いだことで、事業継続を断念。5月14日で事業を停止し、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)
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