ページの先頭です

ピク光洋(東京)、破産開始決定-負債3億円

 (株)ピク光洋(東京都港区西新橋2-21-2、設立1979年7月、資本金7,000万円)は2月26日、東京地裁より破産開始決定を受けた。負債総額は債権者約80名に対して約3億円。
 広告などに利用される写真や映像の処理・編集のほか、写真・ビデオフィルムの複製などを請け負っていた。技術力を強みに、大手広告代理店などに営業基盤を築き、1993年3月期には売上高約15億4,300万円をあげていた。
 しかし、画像編集ソフトの発達もあって、技術で同業他社との差別化をすることも難しくなり、2019年3月期の売上高は約1億5,400万円まで減少。また、販管費の重さから赤字決算を散発していたことで、大幅な債務超過に陥っていた。
 2019年夏頃には、取引先への支払遅延を起こすなど資金繰りも逼迫しており、業績改善の見込みもないことから、2019年9月頃までに事業を停止し、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)

注目コンテンツ