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いわはし(広島)、事業停止で破産申請へ-負債12億9,384万円

 (株)いわはし(広島市中区中町)は2月5日、事業を停止し、破産手続きを弁護士に一任した。負債総額は12億9,384万円(2019年8月期決算時点)。
 老舗の活字材料・印刷機械の総合商社として中国地区では高い知名度を誇っていた。山口営業所、大阪営業所、山陰営業所、京都出張所、東京サービスセンターを開設するなど業容を拡大。約100名の従業員を有し、ピークとなる1995年8月期の売上高は39億5,286万円を計上していた。
 その後はペーパーレスの進展による取引業界の不振から売上は下降線をたどり、2015年6月に京都出張所、2017年5月には東京サービスセンターを閉鎖し、業績改善を図っていた。しかし、環境は厳しさを増し、2019年8月期には売上高が17億3,953万円まで落ち込んだ。たびたび赤字を計上するなど、採算も悪化し、資金繰りは逼迫。こうした中、資金調達も限界に達し、今回の措置となった。
(東京商工リサーチ調べ)

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