サンエス印刷(大阪)、破産申請へ-負債3億5,000万円
サンエス印刷(株)(大阪市東成区大今里1-10-23、設立1957年11月18日、資本金1,000万円)は2019年12月31日までに事業を停止し、事後を弁護士に一任。破産申請の準備に入った。負債総額は約3億5,000万円。
同社は1956年にサンエス印刷所として創業。UVオフセット印刷の専門業者としてクリアファイルやシール、樹脂封筒ケースなどの文具商品を中心に扱ってきた。印刷のみならず、一部クリアファイルの超音波溶着加工など製品仕上げまで一貫して行うことで受注安定化に努め、2012年10月期には売上高約4億円をあげていた。
しかし、近時は同業他社との競合が厳しく、受注量の減少に加えて単価安および短納期を強いられるなどで業績推移は低迷。2018年10月期には売上高約2億7,000万円にまで減少していた。収益面も低調に推移する中で資金繰りは逼迫。金融機関に借入金返済のリスケジュールを要請するなどで凌いできたが、ここにきて決済資金の用立てができない状況となったため、事業継続を断念した。
(東京商工リサーチ調べ)
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