（株）千明社（東京都千代田区九段北4-3-8、設立1955年、資本金6,600万円）は11月13日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は債権者約300名に対して約30億1,000万円（2019年9月末時点）。
　パンフレット・カタログなどの企画・デザインおよび画像処理、製版、印刷・製本加工まで手掛ける総合印刷会社。大手通販会社などを主力先としてカタログ印刷を主業とし、2015年5月期には売上高は約46億円をあげていた。
　しかし、デジタル化が進む中で、印刷業界全体の競合も激しく、利益面では苦戦を強いられていた。所有不動産売却など経費見直しを進めたが、資金面での余力に乏しく今後の見通しも厳しくなり、今回の措置となった。
　11月18日午後2時から債権者説明会をすみだリバーサイドホール（墨田区）で開催予定。
（東京商工リサーチ調べ）