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上田印刷紙器(埼玉)、破産開始決定-負債5億1,983万円

 上田印刷紙器(株)(埼玉県桶川市北2-6-11、設立1943年4月、資本金3,150万円)は9月30日、さいたま地裁から破産開始決定を受けた。負債総額は債権者116名に対し、5億1,983万円。
 厚紙を型抜き・裁断した紙製パッケージ「一般紙器(化粧箱)」をはじめ、薄いダンボールを型抜き・裁断した「美粧ダンボール」、さらにこれらを組み合わせて作成する商品陳列用の「紙製ディスプレイ」などを製造していた。印刷から打抜(型抜)、製函(糊付)までの一貫体制を強みとし、ピーク時の1991年1月期には売上高約25億円をあげていた。
 しかし、その後は競合激化により売上は下降線をたどり、2018年1月期は売上高が約5億円まで落ち込んでいた。業績不振による資金繰りの悪化で支えきれなくなり、事業継続が困難となった。
(東京商工リサーチ調べ)

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