ページの先頭です

東亜化成工業(東京)、破産開始決定-負債3億円

 東亜化成工業(株)(東京都板橋区小豆沢2-20-24、設立昭和23年4月、資本金4,800万円)は3月15日、さいたま地方裁判所から破産開始決定を受けた。
 平版用、オフセット輪転用の印刷インキを製造していた。長年の業歴を有し、大手企業を主要取引先としていた。既往においては材料の無償支給であったが、2010年頃より有償支給となったことで、2011年9月期の売上高は10億871万円と過去最高となった。しかし、原材料費の高騰も加わり、資金需要が高まったことで資金繰りは逼迫し、その後は金融円滑化法(当時)を利用することで資金繰りを一時的に緩和させていた。2013年9月期に入っても業況は改善せず、再度の資金ショートを起こし同年3月28日、行き詰まりを表面化していた。
 負債総額は、債権者約30名に対して約3億円。
(東京商工リサーチ調べ)

注目コンテンツ