浪速製缶工業(大阪)、破産開始決定-負債5億826万円
浪速製缶工業(株)(大阪府八尾市大竹1-59、設立昭和32年10月、資本金1,000万円)は10月18日、大阪地裁より破産開始決定を受けた。
昭和17年創業の美術印刷缶製造業者で、菓子類や食品容器を手掛けていた。高い技術力を武器に在阪の菓子メーカーなどに販路を構築し、ピークとなる平成3年9月期には売上高約4億円を計上。しかし、以降は景気低迷の影響を受けて減収となり、29年9月期には売上高が1億4,107万円にまで落ち込んでいた。
採算性が悪化するなか、過去からの借入が重く圧し掛かり、債務超過が続き資金繰りが逼迫。再度の資金ショートを起こし30年5月18日、行き詰まりを表面化し、5月末で事業を停止していた。
負債総額は5億826万円(平成29年9月期決算時点)。
(東京商工リサーチ調べ)
