新日本プロセス広芸社(大阪)、破産申請へ-負債10億円
(株)新日本プロセス広芸社(大阪市福島区吉野5-11-33、設立昭和35年12月、資本金5,000万円)は3月22日、事業を停止し、破産手続きを弁護士ほか4名に一任した。
同社は昭和10年に創業。スクリーン印刷業の草分け的な存在として戦後復興期に躍進し、各種セールスプロモーション媒体の企画立案・デザイン・製版・印刷・仕上げまでをトータルで手掛けていた。また、国内最大級といわれる設備を導入するなどしながら、大手メーカーや広告代理店に営業基盤を築き、平成13年12月期には売上高約19億5,000万円を計上した。
しかし、同業他社との競合が激しく、近年は広告媒体の多様化もあって受注は徐々に減少し、平成28年12月期には売上高が約10億円まで落ち込んでいた。また、過去の積極的な設備投資に伴う減価償却負担から採算性も低調に推移し、財務内容は悪化。ここにきて事業継続のめどが立たなくなり、今回の措置となった。
負債総額は約10億円
(東京商工リサーチ調べ)
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