FFGS、実践的ソリューションでデジタル印刷機の真価提示
富士フイルムグラフィックソリューションズ(株)(山田周一郎社長、以下「FFGS」)は、page2025に出展し、「デジタルプレスの活用で、成長への新たな一歩を。」をテーマに、プロダクションプリンター「Revoria Press」シリーズの最新モデルを実機展示するなど、デジタル印刷機の真価を最大限に引き出し、生産効率化・受注拡大につなげるための実践的なソリューションを紹介する(展示ホールB 文化会館4F B-04)。

いま、印刷物の小ロット化や人手不足などを背景に、デジタル印刷への注目度が高まっている。しかし、「デジタル印刷機を導入したものの、なかなか有効に活用できていない」「効率的な運用ができず、思ったほどメリットが得られていない」といった悩みの声もよく聞く。今回、富士フイルムブースでは、プリプレスから出力、後加工までのワークフロー実演や多彩なサンプル展示などを交え、これらの課題解決のヒントを提示する。
▽プロダクションプリンター「Revoria Press EC2100S」「同PC1120」
Revoria Press EC2100Sは、「Revoria Press」シリーズのミドルレンジモデル。CMYKの4色トナーに加え特殊トナーを搭載し、1パスで5色印刷が可能である。毎分100ページの印刷速度を実現し、新開発の縦型現像技術により、コンパクトなマシンサイズでありながら「Revoria Press」シリーズのフラッグシップモデル「PC1120」の特長である高画質な印刷を可能にする技術も採用している。
印刷速度を落とすことなく、52g/平米の薄紙から400g/平米の厚紙までの用紙への印刷が可能。加えて、用紙サイズ90×146ミリから最大330×1,300ミリまでの長尺用紙にも印刷できる。

▽デジタルワークフローソフト「Revoria XMF PressReady」
デジタル印刷のデータ入稿からプリプレス、印刷、各プリンターの状態までを一括管理するソフトウェア。ワークフローの自動化処理により作業を省力化するとともに人為ミスを削減する。ユーザーの運用に合わせた設定が可能で、多品種・小ロット・短納期の案件にもより柔軟・スピーディーに対応する。最大10台のプリンターを一覧表示し、予測完了時間およびプリンターの状態(印刷中/待機中など)、セットされている用紙名、トナー残量などをリアルタイムで確認でき、不意の印刷停止をなくすのに貢献する。
さらに富士フイルム製「FUJIFILM WORKFLOW XMF」との連携も実現。XMFで作成した印刷ジョブをRevoria XMF PressReadyを通じてデジタルプリンターに転送することで自動化を図るとともに、再出力などの指示や各プリンターの集中管理を行うことができる。

▽バリアブル印刷ソフト「FormMagic」
単なる宛名書き・差し換えソフトの領域を超え、宣伝効果の高いバリアブルプリントデータを作成できるプロフェッショナル向けソフトウェア。流し込む項目ごとにデータの有無やフラグを判断してレイアウトを可変させる「自動判断組」や、グラフ作成、イメージバリアブルなどにも対応。顧客情報に合わせて商品や表現を変えるOne to Oneの分野において、もともと自動組版ソフトとして開発されたFormMagicは、リッチデザインが求められる印刷物の制作に適している。
プレゼンテーションやセミナーも
また、ブース内では、出展製品に関するプレゼンテーションが随時行われるほか、セミナーエリアにおいて「オフセット/デジタルの併用で利益創出!200社のオフセットジョブ分析から見えてきたチェックポイント」と題したセミナーも行われる。
【プレゼンテーション】(富士フイルムブース内)
▽「プリプレス工程の効率化を実現するソリューション」
Revoria XMF PressReadyによる効率的なジョブ振り分けから、実際の出力までを実演。
▽「最新出力機Revoria Press EC2100Sの紹介」
一段と進化した品質・生産性・安定性と、その特長を活かした具体的な活用例について紹介する。
▽「出力~後加工におけるRevoria Pressならではの価値」
出力~無線綴じ製本の連携実演により、Revoria Press PC1120の見当精度の高さとそのメリットを紹介する。
【FFGSセミナー】
▽日時...2月21日11時20分~11時50分
▽場所...サンシャインシティ コンベンションセンター 展示ホールB 文化会館4F(富士フイルムブース同フロア内セミナーエリア)
▽講師...デジタルソリューション営業部 部長 鈴木重雄氏
▽テーマ...「オフセット/デジタルの併用で利益創出!200社のオフセットジョブ分析から見えてきたチェックポイント」
「慢性的な人手不足」「機器設備の老朽化」「原材料・エネルギー高騰」などにより、経営環境が厳しさを増す昨今。売上高の回復見込みが厳しい状況においては、いかに利益を生み出していくかが重要である。
富士フイルムでは、page2022から本格展開している最適生産ソリューションの中で、これまでに全国約200社のオフセットジョブ分析を実施。経営者と対話を積み重ねながら、利益創出のカギとなるチェックポイントを見出してきた。このセミナーでは、その成果の一端を紹介し、経営改善・企業成長へのヒントを提示する。
