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オンデオマ、クラウドで可変印刷データ作成 - トラッキング/追跡の新機能も

 (株)オンデオマ(本社/大阪市北区本庄東、福田弘之社長)はpage2025に出展し、バリアブルプリントソリューション「JOIN PIC-VARIABLE-」を展示実演する(展示ホールC-2)。

 同システムは、データベース(CSVなど)を読み込み、自動で効果の高い可変印刷物を作成するクラウド型のバリアブルプリント出力システム。データベース入力から面付け出力まで、一連の作業をシンプルな操作で行い、宛名・DM(はがき/挨拶状など)、名刺、ナンバリング(チケット/クーポンなど)、POP(プライスカードなど)など、可変データを扱う様々なアイテムに活用できる。

 最大の特長は、縦書きに対応した純日本製のバリアブル印刷ソフトが「クラウドサービス」として提供される点だ。ユーザーは、これまで強いられてきたOSやバージョン管理から解放され、ウインドウズ10のサポート終了(2025年10月)にともなうセキュリティリスクも回避できる。

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高性能な文字組み機能

 また、複数ユーザーでのデータ共有、あるいはリモートワークにも対応できるほか、災害時もインターネット環境が復旧すれば事業を継続でき、これらBCPの観点からもクラウド型の優位性を訴求している。

 2023年4月のリリース後も、操作検証ならびにユーザーの意見や要望をもとに、12回のアップデートを実施。page2025では今後のアップデートで実装を予定している新機能「トラッキング/追跡QRコードの生成」についてのデモンストレーションを行う予定だ。トラッキング/追跡QRコードとは、スキャンされた際のデータを収集・解析できる機能を持つQRコード。とくにマーケティングや広告キャンペーンで活用され、顧客の行動や効果測定に役立てられる。通常ならばQRコードの生成やスキャンデータの分析を行う専用サービスやツールを活用することが一般的だが、PICバリアブルを利用すれば簡単にQRコードを追加した印刷用PDFデータが生成でき、効果測定までワンストップで完結できる。

 「JOIN PIC-VARIABLE-」は、人名、宛名、アーチテキスト、図形描画など用途に合わせた項目を搭載。ルビの位置や敬称有無、バーコードの生成など、高性能な文字組み機能を持ち、煩雑なプログラミングを必要とせず、簡単なルール設定でキレイな自動レイアウトが可能だ。また、ドラッグ&ドロップによる簡単登録、データマッピングも直感的に操作でき、アップしたバリアブルデータの直接編集、あるいはプレビュー画面でも個別編集できる。

 さらに、オンラインデザインツールを搭載するほか、丁付け面付け、トンボ、バーコード、カッターマーク、串刺し面付け、カラーバー、文字情報など、多彩な面付けにも対応。モリサワやヒラギノフォントなど400書体以上も標準搭載されている。

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多彩な面付け機能

 利用料金(税別)は、1ライセンスあたり年額36万円の「Pro Y」、月額6万円でスポット利用できる「Pro M」といったプランのほか、年間1万8,000円から利用できるプランをはじめ、ユーザーの仕事量に合わせて選べるプランが用意されている。

▽Pro M...6万円(月額)▽Pro Y...36万円▽Business...21万円▽Standard...9万6,000円▽Light...5万4,000円▽Starter...1万8,000円

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