ジェイエンタープライズ、中古機流通で新事業支援
国内買取・販売でSDGs貢献
各種印刷関連機器の中古機買い取り・販売・輸出を専門とする(株)ジェイエンタープライズ(東京都世田谷区中町2-39-1、パラケル・スニッシュ社長)は「page2024」に出展し、中古機の流通を通じたSDGsへの貢献を呼びかける(ブースナンバーB-16)。
同社の設立は2001年。2008年の1,000坪の自社倉庫確保をきっかけに急成長を遂げ、さらに2015年からWebサイトを活用した販促を展開。在庫情報はもちろん、機械の詳細な仕様書を掲載するとともに、その閲覧をユーザー登録制にすることで、そこで収集した国、メールアドレス、保有機械、希望機械などの属性情報をデータベース化し、レスポンスを高めているのが大きな特徴だ。現在、インドをはじめ、ベトナムやインドネシア、バングラデシュなどを中心に、そのユーザー数は世界30ヵ国、2万5,000社以上におよぶ。「日本国内の印刷会社から中古印刷関連機器を購入し、海外に輸出する」という中古機のリユース促進は、印刷産業の「サステナブル」に大きく貢献してきた。営業部長のスジェイ パラケル氏は、「当社の海外顧客の8割ほどがスタートアップ企業。日本国内の質の高い不要になった機械や、遊休機械と海外のスタートアップ企業の需要をマッチングすることで、SDGsへの活動の取り組みや印刷産業の活性化に貢献していると自負している」と語る。
一方、同社の事業はこれまで、日本国内の印刷会社から中古印刷関連機器を購入し、海外に輸出することをメインにしていたが、資材の高騰や経済見通しが不透明な中で、新台購入を躊躇せざるを得ない状況がある国内の印刷産業を活性化させようと、中古機の国内向け販売を本格的に開始している。
「『設備投資したいが予算がない』『先が見えないため投資を躊躇している』という印刷会社に対し、投資額はもちろん、新事業のトライ&エラーも容易になる」(スジェイ部長)
そして2020年には同事業を強化すべく、埼玉の自社倉庫をリニューアル。1,000坪以上ある倉庫に、2階建て(エレベーター付き)の新倉庫を完成させた。ここでは、自社倉庫だからできる「豊富な在庫」と「タイムリーな供給」を実現するとともに、修理やオーバーホール、さらには機械の動作確認までも行える環境が整っている。コロナ渦が薄まってきた中で倉庫に来て直接機械がみたいというニーズにマッチングするよう日々倉庫のリニューアルも行っている。
「当社の倉庫は、まさにショールーム。思いも掛けない掘り出し物が見つかり、新たなアイデアも生まれる。土日も対応可能。ぜひ気軽に倉庫の見学にお越しください」(スジェイ部長)
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