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DMT Solutions Japan、Bell&Howell社の高速インサーター 大サイズ封筒でデモ

 DMT Solutions Japan(株)(本社/東京都品川区南大井、宮本啓志社長)はpage2024において、汎用性と堅牢性に優れるBell&Howell社(米国北カリフォルニア州)の高速インサーター「FORERUNNER EXCEL」を江澤事務器(株)(本社/愛知県清須市、伊藤雄彦社長)との共同ブースに出品する。


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page2023のDMTブースで展示されたForerunner Excel(右手前はEZフィーダー)

 同社はpage2023にも同インサーターを出品したが、今回は定型サイズではなく、B5サイズの封筒にA4二つ折りの用紙を封入する実演デモを行い、定型サイズよりも広告効果が期待できる大サイズ封筒にも封入が可能な同インサーターの性能をアピールする。

 同社の黒山浩明事業開発部長は「定型サイズの郵便は、もはや消費者も見慣れてきており、インパクトに欠けてしまうが、慣れ親しんでいる定形最大サイズよりも、B5サイズの封筒の方が新鮮味もあり、より多くの同封物の封入が可能で広告効果も期待できる。また、実際にそのような引き合いはある」としており、昨年とは一味違ったデモに注目が集まりそうだ。

スイングアームの草分け。業界最速の最高1万3,000回転/時を実現

 Bell&Howell社は、スイングアーム方式を世界初で開発したメーカー。国内市場向けに販売している「FORERUNNER EXCEL」は、スイングアームタイプのインサーターとしては業界最速(2024年1月現在)の最高1万3,000回転/時のサイクルスピードを誇り、新設計の空気圧方式のグリッパーアームは、より確実に厚い同封物を掴み、デュアルデッキアキュームレーターは、高い生産性を実現する。加えて12基までの同封物フィーダーと3チャンネルまでの帳票供給部が構成可能になっており、高い拡張性も兼ね備えている。昨年のpage2023では2チャンネルのインサーターを持ち込んでデモを実施したが、今回は1チャンネルのインサーターでデモを行う。

 宮本社長は「Bell&Howell社のインサーターは生産高速性と堅牢性に優れていることも特徴。前身モデルの『メールスターMS5000』を40年以上使い続けているユーザーもいる。価格は高額であっても、『長期的に安心して使える』という観点から、トータルコストで判断していただきたい」と話す。また、製品の納期についても「競合メーカーの中には、納期に1年以上かかるところもあると聞くが、FORERUNNER EXCELは約6ヵ月で納入できることもアドバンテージの1つ」(宮本社長)と話しており、業界最速のスピードに加えて、長年にわたり使い続けることができる堅牢性、そして受注後の短納期納品を優位性として強調している。

江澤事務器は自社実運用で使用しているインサーターに同社自社開発の「EZフィーダー」を搭載

 同社は昨年のpage2023では、FORERUNNER EXCELにメーリング業者の江澤事務器(株)(本社/愛知県清須市、伊藤雄彦社長)が開発したランダム厚みにも対応するカット紙フィーダー「EZフィーダー」を搭載してデモを実施したが、同社は今回も江澤事務器と共同出展しており、江澤事務器は今回、未だ現役で自社工場にて稼働する同機の前世代機「メールスターMS500」に「EZフィーダー」を搭載したインサーターを持ち込んでデモを行う。

 黒山事業開発部長は「普段の業務で使っているとおりのデモを行うことで、より現実味を出していくことを狙いとされている」と説明している。

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