コダック、印刷の「持続可能性」提示〜自動化、効率向上ソリューション
コダックジャパンは、page2023に出展し、今日の業界課題の対応に役立つ最新のコダックテクノロジーを提案する(展示ホールC-6)。
デジタル印刷ソリューションからは、高速のPROSPERインクジェットプレスを使用した高品質の生産ソリューションを提案する。これにより、印刷会社は持続可能性のパフォーマンスを大幅に向上させ、印刷用プレートの供給とコストのリスクを軽減し、より多くのジョブを従来のオフセット印刷からデジタル印刷へと高い収益性でシフトすることが可能となる。
ULTRASTREAMテクノロジーを活用したPROSPER ULTRA520プレスは、オフセット印刷に匹敵する品質と生産性を低ランニングコストで実現。さらに、最高速度410mpm(1,345fpm)の世界最速のデジタル印刷機であるPROSPER7000Turboプレスと、Streamインクジェットテクノロジーを搭載したPROSPER6000プレスがある。
ブースではPROSPERプレスで作成された多彩な印刷サンプルを展示。さらに、PROSPER6000ユーザーである(株)KDCが開始したパーソナライズDM作成のためのクラウドサービス「OCL(オクル)」も紹介する。
一方、印刷ワークフローを自動化およびデジタル化するための実装が容易なソリューションとして、新しいオンライン校正システム「KODAK PRINERGY On Demand Accessワークフロー(SaaS)」を紹介する。万全なシステムセキュリティを提供するMicrosoft Azureにより24時間365日安心して運用することが可能なクラウド&サブスクソリューションで、高い柔軟性と拡張性を有し、あらゆるデジタル印刷機およびオンプレミスワークフローへ接続することで、持続可能な運用と業務の効率化をサポートする。
さらに、環境にやさしく資源を節約するプロセスフリープレートとして、世界で6,000社以上のあらゆる規模の印刷会社で使用されている次世代のSONORA XTRAプレートを紹介する。page2023では、SQUARESPOTイメージングテクノロジーを搭載したTRENDSETTER Q400プレートセッターで、視認性・感度・耐傷性・耐刷性が向上した最新の「SONORA XTRAプロセスフリープレート」と三菱製紙社製サーマルレーザーフィルム「TRF-IR830」のCTPプレート+フィルム兼用での出力を実演。省エネ対応のCTPと無処理版の使用による環境負荷軽減や省電力化推進、工程削減による生産の持続性を提案する。
「コダックは従来のオフセット印刷を補完し、持続的な生産性と収益性を実現できる最先端のデジタル印刷を含め、幅広いソリューションを紹介する」(セールスヴァイスプレジデント プリント営業本部長 小泉正典氏)。
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