モリサワ、クラウド型フォントサービス「Morisawa Fonts」紹介
(株)モリサワ(森澤彰彦社長)は今回、昨年10月にリリースされたMorisawa Fontsや、新書体をはじめとする各種フォントソリューションのほか、最新のPODなど、これからの印刷ビジネスを提案する(展示ホールD-48)。
フォントソリューション
▽Morisawa Fonts
MORISAWA PASSPORTが持つ1,500書体以上のライブラリーを引き継ぎ、デバイスに依存しないユーザー単位のライセンスで利用できるクラウド型の新たなフォントサービス。ひとつのライセンスで、オフィスと自宅でのリモートワークなどPCを2台まで利用することができる。
また、用途に合わせてフォントをグループ化できる「フォントコレクション」機能や、便利になったライセンス管理機能などにより、シームレスなデザイン環境をサポート。さらにMorisawa Fontsの使用許諾では、提供書体を利用した制作物(ロゴ等)の商標登録ができるようになった(サービス紹介動画)。
プランは、すべてのフォントと機能が利用できるスタンダードプランと、厳選した5書体を無料で試せるフリープランを用意。
▽2022年モリサワ新書体
追加された書体は、和文・欧文の新書体77ファミリーと、既存書体の総合書体化やAP版書体の28ファミリー。和文書体は「インパクト」「ゆるポップ」「ロマン」「オールドの4ジャンルにわたり、さまざまなバリエーションのデザインを用意。一方、欧文書体も「オーガニック&ディスプレイ」「クラシカル&スタンダード」「Roleスーパーファミリー」「Clarimo UDシリーズ」の4ジャンルで49ファミリーを提供。
また新書体に加えて「リュウミン」「ゴシックMB101」「すずむし」をはじめとする人気書体のAP版や、「G2サンセリフ」の文字セット拡充、定番書体「こぶりなゴシック」のウエイト追加を行い、既存の書体もさらに使いやすくなった。
オンデマンドプリンティングシステム
▽RISAPRESS Color4070
ライトプロダクションモデル。商業印刷はもちろん、校正用印刷や企業内印刷にも利用可能で、印刷オペレーションの側面から働き方改革を支援する。