IGAS2022|JSPIRITS、MIS「プリントサピエンス」紹介
単品損益管理、生産自動化で印刷DX推進
(株)JSPIRITS(本社/東京都千代田区、地代所伸治社長)はIGAS2022に出展し、単品損益管理および他システムとの連携による生産自動化で「印刷DX」を推進する印刷業基幹業務管理システム「プリントサピエンス」を紹介する(小間番号3-3)。
会社利益向上、生産性向上に貢献
「プリントサピエンス」は、印刷業向けMISを代表するシステムの1つでユーザーは全国300社以上。常にユーザーから意見を吸い上げ、定期的なバージョンアップを継続的に行っている。更新はメディアで上書きするだけのため簡単に行える。使い勝手が良く、ユーザーから寄せられる様々な要望や、多様化するニーズを真摯に受けとめ、成長戦略と差別化戦略に貢献できることを最大の特長としている。
数あるMISの中でも「プリントサピエンス」が持つ大きな特長であるのが、単品損益管理。受注一点毎に製造原価(用紙費、外注費、資材費、労務費、減価償却費、間接費、光熱費等)を収集し、1点毎の損益を把握できる「受注問合せ」を装備。「粗利集計一覧表」では売上期間を指定して、受注一点毎の目標とする会社利益額や利益率を範囲指定して不採算案件等を抽出し、採算割れの原因を分析して対策を講ずることにより、会社利益の向上を支援できる。
2003年以来、国内外メーカーの生産管理システム(PCS)と協力してJDF/JMF、XML、CSVデータ連携に取り組み、生産自動化を推進している。プリントサピエンスを中心に、プリプレスからプレス、ポストプレス、最終の出荷工程まで、さまざまなデバイスやシステムと連携することで、スマートファクトリー化するだけでなく、さらなる「印刷DX」の推進が可能になる。スピーディーかつ正確な製造指示の転送を実現するため、生産性の大幅な向上が可能になる。
また、作業実績データも自動的にフィードバックされるので、「シフト対応工程別作業管理表」や「機械状況ダッシュボード」で、機械と作業の進捗状況が「見える化」されるだけでなく、作業者の「実績入力」を不要にでき、作業者の負担も軽減できる。
このほか、営業部門の見積・受注入力、変更連絡、納入・売上指示、製造部門の作業指示、工程別作業計画、作業日報(実績)入力、外注・用紙・資材の発注・検収、倉庫・配送部門の受入れ・出荷手配、経理部門の請求書発行、協力会社への支払書発行等、すべてのデータを一元管理、情報の共有化により業務処理時間を大幅に削減し、労働生産性の向上に貢献する。
なお、これらの単品損益管理や他システムとの連携は、「SMART FACTORY ZONE」(東6ホール)のデモンストレーションで確認できる。過去からの継承ではなく、今のインフラや技術で実現できるDXが紹介されており、IGAS2022の中でも見逃せないゾーンとなっている。