IGAS2022|GMGジャパン、最新OSや出力機に対応するIJプルーフソリューションを提案
GMGジャパン(株)は、カラーマネージメント領域における先進テクノロジー、最新OS、最新プリンタに対応した多彩なインクジェットプルーフソリューションを紹介する(東ホール2-44)。
業界標準のGMG-ColorProofシリーズ
エプソン社製のSC-PシリーズにColorProofで連続調、DotProof、DotProof-XG、FiexoProofで網点再現に対応。Ver5.13では新たにローランドDG社製のVersaUV LEC2-640/330に対応し、パッケージグラビア、パッケージモックアップなどで威力を発揮する。任意のメディア用キャリブレーションプロファイルを半自動で作成する機能を持つキャリブレーション作成ウィザードを新たに搭載し、プロファイル作成の自動化も促進している。
プロファイル作成においても計算アルゴリズムの見直しと最適化を実施した結果、イタレーションの減少による作業者負担の軽減に貢献する。視覚的に色域を判断する、GMG GamutViewerも大幅なアップデートを実施し、従来の2D、3D表示に加えDotGain表示が可能。IGAS2022では、OpenColor2.4との連携を深め、ColorProof5.13、DotProof-XG5.13、ProofControl2.6など、出力サンプルを交えて紹介する。
GMG ColorServer 5.3
高いマッチング精度で定評のあるGMG ColorServerは、オフセット印刷分野、グラビア分野、テキスタイル分野、ワイドフォーマット分野、さらにはデジタル印刷分野からなるオンデマンドプリンタ市場の裾野を広げている。GMG ColorServerは異なる印刷方式、異なるメーカーの製品が混在する生産現場で出力する色を管理するには最適なツールとして市場で高い評価を得ている。現在では、ワイドフォーマット分野、デジタル印刷分野、テキスタイル分野での異機種間のCMSにおいて、GMG製品の使用率が目に見えて顕著になってきており、従来の印刷関連事業領域を超えたGMGの新しい柱に成長している。
IGAS2022では、Ver5.3を展示し、紹介していく。技術的には、アルゴリズムの見直しを図った結果、ガモットマッピング優先でイタレーションなしのプロファイリングを実現している。
スポットカラーオーバープリントの正確なシミュレーションを簡単に実現するGMG OpenColor
日本の軟包材パッケージ印刷会社、とくにグラビア用データ制作部門とシリンダー製版部門では時間のない中、大量の食品パッケージ、飲料パッケージを制作する必要があり、その中でもスポットカラーとプロセスカラー、スポットカラーとスポットカラーなどのオーバープリントシュミレーションは未だに手間をかける必要があるのは言うまでもない。限られた時間とはいえ、プルーフで仕上がりを確認することは事故を未然に防ぐ上で欠かせないものである。
IGAS2022では、1ジョブ1プロファイルのコンセプトを進化させたGMG OpenColor 2.4のカスタムDBの作り方やスポットカラーDBを利用してOpenColorとColorProofの組合せでパッケージサンプルの展示やグラビア制作工程の省力化を目指し、問題解決を図りつつ拡販につながるプロモーションを展開していく。
展色見本のデジタル化を実現するツールGMG ColorCard
ターゲット色の分光反射率をGMG ColorCardに取り込み、好みのデザインを指定するだけで展色見本のカードを出力できる。GMG ColorCardでカードの出力指示を行うと、クラウド上で自動的にカラープロファイルが作成され、同時にカードのジョブがRIP(GMG Colorproof)を経由してEpson SC-P5050に送られ出力される。
分光反射率は分光光度計で都度測定できるのはもちろん、CCM(Computer Color Matching)から書き出したCxFファイルを流用することもできる。指定したデルタEだけ離れた濃度違いや色相違いのバリエーションを出力し、カードを限度見本として活用することもできる。プリンタに内蔵分光計が搭載されていれば、プリンタの自動キャリブレーションを実行できるだけでなく、ターゲット色の自動追い込み計算が可能となり、マッチング精度が向上する。IGAS2022では、カードのサンプルを展示する。