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IGAS2022|テクノロール、A3ノビ対応枚葉プライマーコーター機発表

親水コート剤の新製品「MIZUKI-03」もリリース

 テクノロール(株)(大阪府和泉市テクノステージ3-4-5、畑中一辰社長)はIGAS2022において、A3ノビサイズに対応した枚葉プライマーコーター機と、UV・油性兼用親水コート剤の新製品を発表する(東5ホール、5-18)。

A3ノビサイズ対応枚葉プライマーコーター機「TEC COATER SYSTEM-50」

 近年、デジタル印刷機が普及する中で、小ロット・高付加価値の印刷が求められている。これに対し同社では、機械、電気、化学設計部が顧客の相談や要望をもとに一昨年から設計に着手。「使用しやすいプライマーコーター機」をコンセプトに開発した。


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TEC COATER SYSTEM-50

 同機は、ユーザーの用途や予算に合わせて装置を選択できるチョイスシステムとなっており、フィーダー、コロナ処理装置、コーターユニット、IR乾燥装置、UV乾燥装置を組み合わせて構成することが可能である。

 印刷の前処理ではコロナ処理し、プライマーを塗布。後加工ではニスの塗布として使用できるほか、厚みのある基材にも対応しているので、その他塗布用途としても多種多様に対応する。

UV・油性兼用親水コート剤「MIZUKI-03」

 好評を得ているグレーズ除去剤「KAGAYAKI-03」に続く「03シリーズ」第2弾「MIZUKI-03」をリリースする。


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MIZUKI-03

 同社では、印刷関連の原料、資材の高騰が続いているのに対し、印刷でのロスを減らすための資材開発に取り組んできた。

 今回の「MIZUKI-03」は、UV・油性兼用の親水コート剤で、印刷の水上がりに関わる重要な給水ローラーのインキ絡みを防止するとともに、安定した水上がりを実現する。

 ロールに液を塗布し、機械の回転でロールに馴染ませることが可能な新発想の親水コート剤で、従来のウエスやスポンジ等に浸み込ませ、ロールに擦り込む作業が不要である。

 「MIZUKI-03」の効果としては、インキ絡みによる給水ローラーの洗浄回数を減らすことができる(洗浄液の削減)ほか、洗浄回数が減るので作業時間の削減、インキ絡みによるゴムロールの劣化を防止するのでゴムロールの寿命の延長にも繋がる。

 また適応法令にもすべて非該当となっており環境にも優しい製品となっている。

 IGAS2022の同社ブースでは、先着300名にサンプルを用意。新製品の性能や使用感をアピールする。

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