IGAS2022|加貫ローラ製作所、高品質と最適な生産環境を提案
(株)加貫ローラ製作所(本社/大阪市生野区中川5丁目)は、東ホール1-13に出展し、各種ローラーおよび材質を通じて印刷の品質ならびに作業性に最適な生産環境を提案する。主な製品は以下の通り。
高性能UV印刷用インキローラー「アバントUV」シリーズ
ゴムローラー取替え時のインキ硬化不良や転移不良、ゴムローラー表面の傷み、ゴムローラーの太り・硬さ低下など、油性インキや洗浄剤に比較してUVインキおよびUV洗浄剤の特性による課題解決を図るべく開発されたUV印刷用インキローラー。
(1)インキ転移性試験において白抜けがなく、良好なインキ転移性によってオフセット印刷においても素抜けのないベタのつまりによって印刷物の高品質化を図る。
(2)加水分解試験において硬度変化が小さく良好な耐加水分解性を示しており、ローラー表面の劣化による傷みがなく、長期間使用を実現して安定した印刷性能を維持し続ける。
(3)UVインキの浸漬試験では、重量変化率が少なく良好な耐インキ性を実現し、ローラーの直径変化が小さくなっており、長期間安定したニップを保持してメンテナンス作業を低減させる。
(4)UVインキの機上での安定性に優れ、耐久性の向上、優れたローラー洗浄性、ならし運転不要などの特長を持つ。
硬さは15・20・25・30・35・40・50・55・60。色調は淡青色。
UV・油性インキ兼用連続給水用ローラー「UVHW」シリーズ
強力な親水性を保っていることでゴムローラー表面を均一に覆うような水膜を形成し、インキを寄せつけず、インキがらみの発生を抑制する他、安定した親水性をもつため長期間にわたり安定した給水能力を保持する。
〈安定したニップ幅〉
(1)給水ローラー表面が初期の親水性機能を長期間持続させる。
(2)従来の連続給水用ローラー材質と比較して径変化が小さくなり、その結果ニップ幅の変化が小さくなって長期間に安定した使用を実現。
〈安定した硬度〉
(1)運転時、季節で変化する温度による硬度変化を緩和し、意図した水幅の調整や安定したニップを可能としている。
硬さは20・25・30、色調は淡緑色。
長寿命・高品質インキローラー「EcoMax」シリーズ
(1)耐インキ性、耐洗浄液性、ゴム硬度に優れ、寿命や径変化の向上を実現させている。
(2)インキしまり性、インキ転移性が良く、印刷品質の向上を実現。
(3)発熱性で印刷機の高速化に対応させている。
硬さは25・30・35・40・50・60、色調は濃紺色。