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勝田製作所、設立60周年で中浜工場竣工〜組立スペース拡張、特注需要に対応

IGAS2023では断裁フローをシステムで紹介

本社の組立工場機能を中浜工場に移管

 同社はこれまで、本社工場を含めて3工場・1倉庫の生産体制で会社を運用していた。本社工場は昭和63年に建て替えたが、守口工場は昭和56年に竣工、第3工場に至っては昭和48年の竣工である。老朽化が進んでおり、勝田社長は「今後も継続的に要望に応えることのできるメーカーとして製品の開発を続けていくには、生産体制のリストラクチャリングは不可欠であった」と今回の中浜工場竣工の目的について説明する。

 今年10月11日より稼働を開始している中浜工場は、鉄骨造3階建/敷地面積493平米/建築面積374平米/延床面積983平米となっており、本社からは徒歩15分程度のロケーションに位置している。

 今回のリストラクチャリングにより、本社の組立工場機能を中浜工場に全面移管した。本社は、営業・技術等の本社機能と部材保管等の倉庫機能、そして先々は第3工場の部材加工機能を集約し、残りは機械組立などの余裕スペースも確保する検討を進める。

 中浜工場の1階、2階は、従来の機械組立、塗装、機械調整、試運転作業スペースとなっており、本社スペースと合わせると機械組立スペースは従来よりも拡張している。勝田社長は「今後は断裁機以外の特注機の受注拡大が必要と考えている。特注機は、汎用品の断裁機と比べてリードタイムがかなり長いと想定される。新製品の機械組立スペースでの長期の占有を想定した場合、現状のスペースでは断裁機の生産確保が難しくなる。断裁機の生産能力を維持しつつ、特注機などの新製品を生産、展開する事業再構築を推進するためには、建物の老朽化対応とともに機械組立スペースの増床が必須であった」と説明する。

 そして、3階では電気系組立などのスペース、また、更衣室・休憩室などがある。今回の中浜工場竣工により、同社は今後もメーカーとして幅広い要望に応えることのできる体制を構築したことになる。


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塗装などを行う1Fの作業スペース

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広々とした2Fの組立スペース


周辺システムとの連携をさらに強化、IGASを足がかりに

 同社は今回のIGAS2022において、12小間の展示規模を確保(小間番号6-33)し、小型から大型まで、668mm幅、1,016mm幅、1,370mm幅の各サイズの断裁機を展示する。

 この中で、1,370mm幅の断裁機については、断裁前の前方給紙装置と断裁後のスタッカーとを連結させ、一連の断裁フローを実演により紹介する。また、印刷の傾きをバックゲージで簡単に補正できるトンボマスターや、断裁屑を自動排出するオートトリム、クセ紙等を正確に断裁するためにバックゲージ部で紙をクランプする後方クランパー装置など、種々の断裁オプション装置を実機での実演と映像により紹介する。

 勝田社長は「今後の方向性としては、断裁機の周辺システムとの連携をさらに進めていくとともに、特注機に注力していく。IGAS2022をそのための足がかりとしていきたい」と意気込みを語る。

 設立60周年という佳節に生産体制を再構築し、メーカーとしての新しいページを開くことができたことについて、勝田社長はユーザー企業をはじめ、協力企業、代理店各社に改めて感謝の気持ちを表している。未来に向かって、広く社会に貢献し続けていけるメーカーを目指していく。

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