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コニカミノルタジャパン、自動化機能がさらに進化〜DXを加速する新製品発表

 コニカミノルタジャパン(株)は、印刷業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速する新製品として、デジタル印刷システム「AccurioPress(アキュリオプレス)C7100」とクラウドサービス「Printバル」を発表した。

 AccurioPress C7100は、高画質および多彩な用紙への対応力と、自動品質最適化ユニットで評価を得ているAccurioPress C6100の後継機種。本体の横幅を従来機種から約1割削減した800mmのサイズながらも、ワンランク上のAccurioPress C14000シリーズと同等のオプション装着とワークフローの自動化・効率化・スキルレスを実現する。

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AccurioPress C7100


 AccurioPress C7100では、自動品質最適化ユニット「インテリジェントクオリティーオプティマイザー(IQ-501)」の新機能である、「1to1印刷(バリアブル印刷)の自動検査機能」も利用可能。また、上位シリーズに投入された、「インラインメディアセンサーシステム」や「インライントリマーシステム」も装着することができ、従来のマニュアル作業と比較して、大幅な時間削減を実現する。

 さらに、色管理システム「AccurioPro(アキュリオプロ)Color Manager」の利用により、最適な色合わせと簡易な色検証による色管理が可能になり、常にベストな色のコンディションで安定感をもって印刷業務が行え、オペレーターの生産性を向上させる。

 封筒への印刷は、従来機種ではオプションユニットが必要であったが、AccurioPress C7100では定着ユニットの改良により、オプションユニットなしで印刷できる。さらに、長尺紙への自動両面印刷が従来機種よりも18%長い900mmまで可能となり、A4サイズの三つ折り印刷物やポスターなど、特徴ある印刷物の提供が可能となる。

 また、紙質に合わせて転写ローラーの位置と圧力を自動で最適化できるようになり、エンボス紙への印刷がさらに高画質にできるなど、幅広いメディアへの対応力を向上させ、名刺や招待状などの印刷において要求される高い質感や表現力の拡大を実現させている。

デジタルマーケティングにプリントメディアを融合させるクラウドサービス「Printバル」

 デジタルマーケティングのアプローチでは、EメールやLINEなどを使ってプッシュ通信を用いるが、その情報流通量の多さから開封率は、期待に反してそれほど高くないという実情がある。また、デジタルメディアだけでは顧客との関わり合いが薄いため、DM(ダイレクトメール)などリアルメディアと複合させたマーケティングが効果的であるという調査結果もある。

 そこで同社は、デジタルマーケティングのアプローチに加えて、顧客ごとに異なるQRコードを付与したDMなど、リアルメディアでのアプローチが可能な「Printバル」を開発した。

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「Printバル」の主な機能


 「Printバル」は、DMの効果測定やデジタルメディアでの過去の行動測定とともに、顧客管理や分析を行うことが可能。また、「Printバル」によって生成された顧客別QRコード入りDMなどのPDFは、そのままデジタル印刷システムで印刷することができる。

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