KOMORI、「Connected Automation」をテーマに幅広い技術を展示
見える化、自動化、整流化による工程全体の最適化を提案
(株)小森コーポレーションは、「Connected Automation」をテーマにdrpa2024に出展する。(Hall15 E02)。drupa2024においてKOMORIは、省電力かつ操作性の高いインターフェースに刷新されたオフセット印刷機の新モデル「リスロンGX/Gアドバンス EXエディション」と、圧倒的なスピードとパフォーマンスで世界最高クラスのROIを実現するB2枚葉UVインクジェットデジタル印刷機「J-throne29」を初披露する。さらに隣接ブースでは、後加工業界をリードするポストプレス・アライアンス6社が出展しており、KOMORIブースとの連携も企画されている。
今回のKOMORIブースでは、「コマーシャル印刷ゾーン」「デジタル印刷ゾーン」「パッケージ印刷ゾーン」「KP-コネクトゾーン」などを設置し、ソリューション別の提案を行っていく。
コマーシャル印刷ゾーンでは、ブースの一部を一般商業印刷のスマートファクトリーに見立て、印刷から折り、製本過程までを自動化し、印刷会社の生産性の改善や人材不足の問題を解決するソリューションを披露する。
印刷工程は、H-UVL(LED)搭載A全判反転機構付8色枚葉印刷機「リスロンG37PアドバンスEXエディション」のオートパイロットが、重労働はパレタイジングロボットMBO CoBo-Stack、自律走行搬送ロボットが担い、全体をKP-コネクト プロで統括することによって実現するスマートファクトリーを具体化して紹介していく。さらにポストプレス・アライアンスブースの出展機「Hohner HSB 13.000」との連携も行っていく。
デジタル印刷ゾーンでは、B2枚葉UVインクジェットデジタル印刷機「J-throne29」を初披露する。
J-throne29は、デジタル印刷の常識を覆す圧倒的なスピードとパフォーマンスで、世界最高クラスのROIを実現する。B2サイズではクラス最速となる片面印刷時毎時6,000枚の印刷速度を実現。両面印刷時は、KOMORIがオフセット印刷機で培った高精度の反転機構により、毎時3,000枚という高い生産性を可能にしている。
イメージング技術には、KOMORI独自開発の画像形成技術を採用。新規開発の専用UVインクによる幅広い印刷適性と高い生産性により、印刷業界におけるデジタル印刷の可能性を大きく広げる。
会場では、オフセットとデジタルの双方の技術を持つKOMORIだからこそできるソリューションをアプリケーションの印刷実演を通して、ビジネスにおける活用法を提案していく。
パッケージ印刷ゾーンでは、世界最高クラスのROIを誇るオフセット印刷機「リスロンGX/Gアドバンスシリーズ」の環境配慮型モデル「リスロンGX/GアドバンスEXエディション」を出展する。
エネルギーコストの高騰とオペレーター人材の不足は、印刷会社の利益を圧迫する大きな要因となっており、これらの課題に対応し、さらなる生産性向上とサステナブルな経営を実現するため、KOMORIは革新的な新機能を搭載した新しいリスロンGX/Gアドバンスシリーズを開発。新たなリスロンGX/Gアドバンスシリーズは、環境に優しい「スマートインキングフロー」「DCブロアー」「e-ミスト」の3つの機能により、印刷中の消費電力を最大18%削減、またフィーダー・デリバリーの安定稼働により損紙枚数を低減することで、温室効果ガスの削減と高い生産性を両立する。
会場では、UV搭載菊全判7色オフセット枚葉印刷機 ダブルコーター付「リスロンGX40アドバンスEXエディション」(GLX-740A+CC)による印刷実演では、ダブルコーターによるコーティングのバリエーションをはじめ、課題解決を支援するスーパーショートメイクレディ、スマートカラーなど最新の環境配慮印刷テクノロジーを披露し、サステナブルな印刷会社を支援する高品質/環境ソリューションを提案していく。
出展コンセプトである「コネクテッド・オートメーション」を体現するKP-コネクトゾーンでは、KOMORIブース内の各機器の稼働やCO2排出量などを、すべてリアルタイムで見える化(モニタリング)し、サステナブルなスマートファクトリーを提案していく。
さらにブースでは、技術スタッフが接続事例などの紹介や技術相談のほか、新しい製品、機能の情報や稼働データを活用するヒントなども紹介していく。