ミマキ、drupa2024で成長市場に向けた最新デジタルプリント提案
(株)ミマキエンジニアリング(池田和明社長)は、世界最大の国際印刷・メディア産業展「drupa2024」に出展し、最新のデジタルプリントソリューションを提案する(ホール9、ブースA04)。
今回は、同社が従来から市場をリードしている金属、プラスチックおよびテキスタイルなどの素材へのオンデマンドプリント用途に加え、「省力」「簡単」「環境に優しい」をキーワードに、工業素材へのプリント自動化パッケージシステムやウェアプリント向けDTF(Direct-To-Film)プリンタ、オリジナル包装材を制作するプリント+加工システムなど、最新のデジタルプリントソリューションで印刷事業の成長貢献を訴求する。
M2COA:オーダーグッズ・工業素材へのプリント自動化パッケージシステム
日本で先行発表したプリント工程自動化システムを、drupa2024で初披露する。同社製UVプリンタと連動するアームロボットが、印刷媒体(メディア)を配置・印刷指示・回収作業を自動化することで、プリント工程のオペレーターの作業時間を約90%削減する「省力化」による、人手不足の課題解消を提案する。
TxF300-75:ウェアプリント向けDTFプリンタ
2023年8月に日本国外向けに発売したDTFプリンタTxF300-75およびその後加工機の連携により、ウェアプリント制作が省力で簡単になる。これまでウェアプリント制作の主な方式であったスクリーン印刷方式、ラバー転写方式と比較して工程の大幅な簡易化を実現し、またDTG(Direct-To-Garment)方式と比較した省力化ソリューションを提案する。
JFX600+CFXシリーズ:オリジナル包装材を制作するプリント+加工システム
同社の高速で高画質表現が可能なフラットベッド型UVプリンタと、2024年3月に全世界に発表したフラットベッド型カッティングプロッタの連動により、フルカラーデザインのパッケージ制作ソリューションを紹介。これまで主にアナログ印刷で生産されていた段ボールパッケージの試作や小ロットのパッケージ製作を可能にすることで、在庫リスクや廃棄によるCO2排出量を低減。環境に優しいソリューションを提案する。
その他にも、パール顔料インク(展示サンプルによる参考出品)やネオクロマトプロセス(バナーやテーブルクロスからインクを脱色して再利用を可能とする技術:技術出展)、エントリー向け昇華転写プリンタ「TS100-1600」、エントリー向けデスクトップカッティングプロッタ「CG-60AR」、オーダーグッズプリントシステムおよび円筒形状プリントオプション「UJF-6042MkIIe+Kebab HS」、2.5Dプリントによる立体テクスチャ表現を可能としたロールプリンタ「UCJV330シリーズ」なども展示する。