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ハイデルベルグ社、最高毎時21,000枚のスピードマスターXL106発表

「コストプレッシャー」「熟練工不足」「競争力」「持続可能性」にフォーカス

 ハイデルベルグ社(ドイツ)は、drupa2024において、「Unfold your potential」をモットーに多彩なイノベーションを紹介する(Hall 1)。

 今回、同社では、「コストプレッシャー」「熟練工不足」「競争力」「持続可能性」といった印刷業界が直面する現在の課題に焦点を当て、これらの課題に対し、最先端のテクノロジーとサービスを駆使し、顧客のビジネスポテンシャルを最大限に引き出すハイデルベルグの多彩なポートフォリオを紹介していく。

 同社ブースでは、パッケージ印刷と商業印刷の顧客向けにエンド・ツー・エンドの完全自動運転印刷の実演を披露していく。

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ブースイメージ

 パッケージ印刷向けには、「コストプレッシャーや変化する状況に直面した際に、いかにして競争力を高めていくか」をテーマに高度に自動化されたエンド・ツー・エンドのパッケージングワークフローを展示。また、商業印刷および出版印刷向けには、プリネクトによって可能となるエンド・ツー・エンドのワークフローを紹介していく。さらにエクスペリエンスセンターでは、AIベースの分析ツール、インテリジェントアシスタンスシステム、オンラインサービス、持続可能な生産ソリューションなど、印刷技術を超えた幅広いサービスの紹介も予定している。

 さらに今回のdrupaにおいて、新世代のスピードマスターXL106を発表する。同機は、最高速度毎時21,000枚の高速印刷、AIがサポートするアシストシステム、強化されたPush to Stop機能などオフセット印刷の競争力をさらに高めるイノベーションが搭載されている。

 1990年製のスピードマスターと現行機種を比較すると、1,000枚あたりのエネルギー消費量は、最大40%削減されているが、最高速度毎時21,000枚を実現する新世代のスピードマスターXL106は、1枚あたりのエネルギー消費量のさらなる低減に貢献する。加えて人工知能と新たなアシストシステムの使用により、損紙を減らすことで用紙の節約にも効果を発揮する。

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スピードマスターXL106の次世代機の発表を予定

 また、drupa2024の会期中には、同社・ウィスロッホ-ヴァルドルフ工場においてイベントを開催する。

 同イベントでは、ハイデルベルグ製品ポートフォリオ全体におけるビジネスポテンシャルにフォーカスし、商業印刷からパッケージ印刷、ラベル印刷、オフセット枚葉印刷からデジタル印刷、フレキソ印刷、小規模企業向け製品から全自動生産ラインまで、あらゆる市場セグメント向けの印刷機やソフトウェア・ソリューションを含む全製品を展示する。

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